電通・博報堂と就活業界の中では非常に人気の大手広告代理店であることは既知の事実であろう。
そんなエリート会社に新卒で入るためには数多くのライバルに就活で勝って、その切符を勝ち取らなければならないのである。
その切符を勝ち取るためにどうすれば良いのか、その切符を勝ち取るための貴重な情報を現役で電通・博報堂のどちらかの代理店で働いている社員にヒアリングしたので、大手広告代理店を目指す大学生諸君には是非とも参考にして欲しい。(身バレ防止のために電博どちらかは明記しない)
運の要素が強いのも就活の特徴
電通・博報堂に特に関係なく、大きく就職活動に関することを最初に述べる。
元も子もないことを最言うが、就職活動には運が必要である。
全員が同じ面接官に面接をしてもらえる訳ではない、そのため面接官との相性・好き嫌いで判断されるて合格することもあるし、不合格とされる場合がある。
本当に超優秀な人材であれば、どんなに相性が悪くても様々なハードルを潜り抜けてくるが、電博に受かるやつ全員がそんな超優秀ではない。逆を言うと、超優秀でなくても入れてしまうのが電博であるし、電博に限らないエリートと言われる大手の会社も同様である。
つまり全員にチャンスがあるのである。
家系・知り合いにコネがないか徹底的に調べあげよ
ここから電博に入る方法を伝えるだが、電博に入れる確率を最も高められるのがコネである。その証拠に電博に入る人間は圧倒的に関東周辺の出身者が多い。
女性で内定をもらえる人の7割以上は何らかのコネを有して入社したと思って間違いない。特にコピーライターやマーケッター以外の営業職につく人は、その傾向が強い。男性社員においても3割ほどは、何らかのコネを活用した入社だというのが実感値だという。
この状況をみるとコネがない人からすると「コネがあるなんてズルいな…」と思う人も多いかもしれないが『コネも含めて実力』なのが就活なのである。
実際に入社するとコネ入社だから優秀だとか優秀じゃないとかは一切関係ない。入社するためにコネを使うのは寧ろアタマが良く、狡猾で優秀なのである。
コネの種類もいくつかあり、クライアントの宣伝部長の御子息だったり、クライアントの重役のムスメだったり、はたまた制作会社側の重役の御子息というコネもある。あとは政治家の御子息、芸能人のご子息、変わり種でいうと自分の父親が人事部長と友達、などコネの種類も様々。
是非とも電博を目指したい!と思った際には家系図をこねくり回して少しでもコネを見つけて欲しい。
特に学歴で早慶よりも下回るなら確実にコネを利用したいものである。
モノは言い様。こいつ面白いな、こいつと一緒に働きたいなと思わせる <伝える力> が必要
「部活を死ぬほど頑張った」とか「サークルの部長をやって100人以上をまとめた」とか「バックパッカーで世界を回った」など、就職活動で話すことなんて大枠決まっている。大勢の就活生が同じような話をする中で、どういった伝え方をして「こいつ、魅力的だな」と思わせることができるか、そういった <伝える力> が必要なのである。
ざっくりとは理解できるかもしれないが、具体的にどのように話せば良いのかと思うだろう。
1つ目の要素は <違和感・引っかかりを作ること>
<違和感・引っかかりを作ること> で面接官に質問する機会を与えるため、面接の中で会話のキャッチボールを発生させる。さらに自らの意思で <違和感・引っかかりを作ること> で質問箇所が想定でき、最初から質問に対して準備ができるのである。そういった風に会話を組み立てることで、自分が言いたいことが言える流れに会話全体をコントロールすることができるのである。
2つ目の要素は <具体的かつ簡潔に述べること>
ざっくりとウワベだけをナゾっても話は面白くならない。より具体的に話をすることで、面接官の興味を引かせる。その時に注意をしなければならないことは、簡潔に述べること。簡潔に述べないと話が伝わらないし、更に時間をオーバーをしてしまうのは就活の中では完全にアウト。よく事前に考えて来たものを全部言いたくなって、与えられた時間を大幅にオーバーする人がいるがそういった行為はナンセンスだと思った方が良い。
OB訪問を複数回することで、その会社でなくてはいけない意味を作る
電博に限らず「弊社を希望する理由は?」という風に『競合する会社ではなく、その会社を選択する理由』を問われる。その時によく使う戦法が【OB訪問をしてみての会社・人の印象が良く私にマッチしている】作戦。
人事も優秀な人材を採用したのは良いものの、社風に合わずに辞められてしまうと人事は大きなダメージを受ける。自社の社員と話した上で、その会社の社風にあっているという風に言うと、その心配が多少軽減されるだろう。
そういう風に社風にあっているという話をするにしても色々な人をOB訪問して具体的に話ができる必要がある。なので、電通、博報堂の両社どちらもOB訪問を複数人して具体的な話ができるようにすべきである。
後は企業研究等で努力するのみ
そもそも広告代理店がどんな仕事をしているのかということを調べる必要がある。思っているよりも地味な作業が多く、煌びやかな憧れ的な話ばかり面接の時にしていると「こいつ、わかってないな」感が人事に伝わるだろう。
その部分を払拭するためにも、企業研究をしてどんな地味なことをしているのか、そしてOB訪問でも色々質問した方が良いだろう。
認識に齟齬がないように…デザイナー採用は全く別物なので、この文章が役に立たない場面が多いかもしれないが、それ以外の営業・コピーライター・マーケッターなどを志望する人は目を通して損はないだろう。
最後に企業文化を知るために、電通・博報堂の人が書いた本を読んでおくべきだろう。なんとなく風習がわかるはずである。あとはメディアとはどういったものなのかも知っておくべきである。
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